第74回

第74回MURオープンゼミナール

日 時

内 容

場 所

2004年7月10日(土) 15:00~17:00

わが家を地震からまもる

-木造住宅の被害・予測・対策-

防災科学技術研究所

地震防災フロンティア研究センター 堀江啓

神戸大学COE神戸フィールドスタジオ

(参加者 18名)

1.兵庫県南部地震による木造建物被害(神戸市)

神戸市による罹災調査結果

神戸市被災建物データ 153,171件

そのうち木造 78.0% 119,452件

木造では、50㎡未満の建物や比較的規模の

大きい建物の全壊率が高くなる傾向がある。

2.木造建物の層破壊発生要因(西宮市)

なぜ、層破壊に着目するのか?

いのちを守るために一番重要(起こってはならない)

西宮市GISデータベースのよる分析結果

地震動強さ大の地点で、層破壊棟数多い

2階建て、瓦使用、古い建築年、大きな建築面積

及び、建物の形状が、層破壊発生率に寄与

3.地震動による木造建物の被害予測法

木造建物の損傷程度を反映する被害関数の構築

層破壊被害関数を用いた地震被災危険度評価

→ 耐震補強が必要な建物の抽出、補強方法の決定

→ 災害対応力の強化必要性の推定

4.木造住宅の耐震診断、耐震補強の現状

連絡先:神戸大学北後研究室

TEL 078-803-6440

MURオープンゼミナールは、広く社会に研究室の活動を公開することを企図して、毎月1回、原則として第1土曜日に開催しているものです。研究室のメンバーが出席するとともに、卒業生、自治体の都市・建築・消防関係の職員、コンサルタントのスタッフ、都市や建築の安全に関心のある市民等が参加されています。興味と時間のある方は遠慮なくご参加下さい。

Last Updated 10/05/2019 13:48:18