第292回 神戸大学 RCUSSオープンゼミナール
日時:2023年12月16日(土)10:30~12:00
会 場:神戸市役所4号館危機管理センター1階会議室
オンライン併用 (zoomウェビナー形式、ライブ動画視聴)
司会:北後 明彦 神戸大学名誉教授
副司会:近藤 民代 神戸大学都市安全研究センター教授
コメンテーター:槻橋 修 神戸大学大学院工学研究科建築学専攻教授
主催:神戸大学都市安全研究センター
共催:神戸大学減災デザインセンター、未来世紀都市学研究アライアンス
神戸市危機管理室、神戸市消防局
① 復興における二つの合意形成過程と地域社会 ~石巻市大川地区の事例から~
中島 みゆき(毎日新聞記者、東京大学大学院学際情報学府博士後期課程)
概要:宮城県石巻市大川地区は東日本大震災の津波により住民418人が命を落とし、4集落約400世帯が内陸へと移転しました。地域では2012年から防潮堤計画をめぐり議論となり、尾崎地区の防潮堤計画が変更されました。2014年ごろからは児童・教職員84人が死亡・行方不明となった石巻市立大川小学校校舎の存廃や震災遺構整備について、さまざまな話し合いが行われました。これら二つの合意形成過程に着目し、多様な住民グループと行政、外部支援者らの関係性や対話を軸として、震災後12年間にわたる地域社会の変化についてお話し、意見交換させていただきたいと思います。
PDF形式:配布資料(なし)