第269回オープンゼミナール 開催記録
<第269回 神戸大学 RCUSSオープンゼミナール>
日 時:2021年7月17日(土)14時~17時
司 会:長尾 毅 神戸大学都市安全研究センター教授
視 聴:ライブ動画配信
主 催:神戸大学都市安全研究センター
共 催:神戸市危機管理室、神戸市消防局
神戸大学減災デザインセンター、神戸大学未来世紀都市学研究アライアンス
① 建設事業のプロセスを改革するBIM/CIM(建設生産・管理情報をモデル化したシステム)
森 博昭 中央復建コンサルタンツ(株)総合技術本部 ICT戦略室 室長
ICT(Information and CommunicationTechnology:情報通信技術)を活用した社会インフラ整備の高度化・効率化は社会的要請である。国土交通省では、3次元データを基軸とした建設生産・管理を目指すBIM/CIM(Building/ Construction Information Modeling, Management)を2023年度までに国土交通省直轄事業の全案件で適用する目標を掲げている。ここでは、BIM/CIMの概要と、社会インフラ詳細設計でのBIM/CIM取り組み事例を紹介する。
② BIM/CIMからインフラDX(デジタル化による業務変革)への進化
勝 俣優 中央復建コンサルタンツ(株)構造系部門 港湾・空港グループ サブリーダー
近年、ICTを最大限に活用して市民の生活をよりよいものへと変革するDX(デジタル・トランスフォーメーション)が注目されている。ここでは、社会インフラ整備におけるDXの取り組みとして、DXのプラットフォームとなるBIM/CIMの取り組み事例と、BIM/CIMモデルにMR(Mixed Reality:複合現実)を掛け合わせたインフラDXの先進事例を紹介する。ICTによりダイナミックな進化を続ける建設事業の今を感じていただきたい。
第269回アンケート結果(回答者数14名/参加者数57名).pdf