第266回
<第266回 神戸大学 RCUSSオープンゼミナール>
日 時:2021年4月17日(土)14時~17時
司 会:北後 明彦 神戸大学都市安全研究センター教授
視 聴:ライブ動画配信
主 催:神戸大学都市安全研究センター
共 催:神戸市危機管理室、神戸市消防局
神戸大学減災デザインセンター、神戸大学未来世紀都市学研究アライアンス
① 東日本大震災における移転再建を伴う復興プロセス
ー岩手県大船渡市における市街地・住宅地再建ー
澤田 雅浩 兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科准教授
岩手県大船渡市は、明治三陸、昭和三陸、チリ地震津波でも被害を受けている。東日本大震災では三陸沿岸の市町の中では被害はそ こまで大きくはなかったものの、市街地の被害は大きくなった。市街地の再建、住宅の移転再建に関しては、人口減少社会の到来や、再建意向の変化に伴って元に戻す、だけではない計画推進が必要となった。ここでは、当初計画の策定状況とその後の修正プロセスを概観しながら面的に浸水被害が生じた市街地の再建のありようを考える。
PDF形式:配布資料1
📺ライブ動画アーカイブ:https://youtu.be/DJo-R6b4cZ4?t=1
② 巨大地震津波リスクに対する行政の役割及び減災・防災対応に関する日米比較研究
-東日本大震災の被災都市と米国ワシントン州ウエストポート市に着目して-
栗山尚子 神戸大学大学院工学研究科建築学専攻准教授
環太平洋火山帯周辺の沿岸地域は、大地震と津波のリスクを共有している。米国のワシントン州の沿岸地域は、カスケーディア沈み込み帯(CSZ)で予想されるマグニチュード9(M9)の大地震の後に津波が来るリスクが高いと言われている。本研究では、日本の東日本大震災の経験での復興内容と、米国ワシントン州ウェストポート市の将来の地震・津波リスクをふまえた防災計画に着目し、災害の軽減と復興に向けた行政の役割や減災・防災対応に関する比較研究の成果を報告する。
PDF形式:配布資料2
📺ライブ動画アーカイブ:https://youtu.be/DJo-R6b4cZ4?t=4934
第266回アンケート結果(回答者数20名/参加者数83名).pdf