第263回
<第263回 神戸大学 RCUSSオープンゼミナール>
日 時:2020年12月12日(土)14時~17時
司 会:北後 明彦 神戸大学都市安全研究センター教授
視 聴:ライブ動画配信
主 催:神戸大学都市安全研究センター
共 催:神戸市危機管理室、神戸市消防局
神戸大学減災デザインセンター、神戸大学未来世紀都市学研究ユニット
【第1部】
①コロナウイルス対策をめぐる公法学からの評価と課題
山崎 栄一 関西大学社会安全学部教授
コロナウイルス対策をめぐって、緊急事態宣言、自粛要請という手法の妥当性、補償のあり方、感染者情報の収集とプライバシーといった論点が浮かび上がっている。これらの論点を、人権や法治国家という視点から見ると、どのように評価され、どのような課題が私たちに突講きつけられるのであろうか。社会システムを揺るがすイベントを読み解くための枠組みを皆さんに提供したい。
②コロナウィルスへの行政の対応と課題
永田 尚三 関西大学社会安全学部教授
新型コロナウィルスは、被害者を大勢出すのみならず、長期間にわたり社会活動を停止させ、私達の生活に大きな影響を与えた。政府や地方公共団体の対応に対する批判も、数多く聞かれる。今回の前例の無い事態に対するわが国行政機関の対応を、各国の行政の対応との比較で振り返り、どこに課題があるのか、またその課題が何故生じたのかを考える。
<討論>
③コロナウィルス対策をめぐる論点・課題についての討論
金子 由芳 神戸大学社会システムイノベーションセンター教授
【第2部】
④安全衛生の観点から見たCOVID-19対策について
大路 剛 神戸大学都市安全研究センター准教授
神戸大学医学部附属病院感染症治療内科准教授
COVID-19は2020年初頭から猛威を世界各地で猛威をふるってきています。しかし、次第に感染経路や予防策も分かってきており、それにともなって対策も立てることが可能となってきています。そもそも病原微生物への対策は有毒物質を扱う作業場における安全衛生対策から発展しています。いま一度基本に立ち戻って、どのような対策が有効かをCOVID-19の病像を含めて解説いたします。
📺ライブ動画アーカイブ:https://youtu.be/KR-ueBhW1k0
第263回アンケート結果(回答者数14名/参加者数70名).pdf