第226回

■日時:2017年10月14日(土)14時~17時

■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室

■司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後 明彦

■共催:神戸市危機管理室、神戸市消防局、神戸大学地域連携推進室 ■後援:兵庫県

■プログラム

① 災害時における要配慮者への対応

-過去の災害における福祉避難所の状況をふまえて-

大西一嘉 神戸大学大学院工学研究科建築学専攻准教授

阪神・淡路大震災における災害関連死の教訓から、一般避難所の環境改善と共に、福祉避難所等の整備が進められてきた。2016年熊本地震や、各地で頻発する豪雨災害での福祉避難所調査を踏まえつつ、要配慮者への対応課題を考えたい。

PDF形式:講演内容と質疑の概要①

② 特別養護老人ホームにおける災害時要配慮者受け入れとその課題

-地域社会と協力した福祉避難所開設訓練を実施して-

中川仁 社会福祉法人愛和会 事務長

2017年1月22日に実施した「福祉避難所開設訓練」では、朝8時半から70名の職員が最終確認を行い、一方で地域の避難所開設訓練にも参加し、要援護者リストに基づく安否確認に協力しました。朝10時に市役所より福祉避難所開設要請の連絡を受けて25名受け入れる想定で開設訓練は始まり、地域の方に要援護者の役を担っていただくだけでなく、突然避難して来られた方や、骨折を疑われる方など「想定外」への対応訓練を行いました。指定避難所、福祉避難所の在り方を地域の方々と共に考えながら、「ひとりも見逃さない防災活動」をめざす私たちの取り組みをご紹介します。

PDF形式:講演内容と質疑の概要②