第217回

■日時:2017年1月21日(土)14時~17時

■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室

開場13時30分~ 先着順受付(無料、定員60名)

神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740

■司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦

■共催:神戸市危機管理室、神戸市消防局、神戸大学地域連携推進室

■後援:兵庫県

■プログラム

① 活断層と「震災の帯」-熊本地震、阪神・淡路大震災等から考える-

鈴木康弘 名古屋大学減災連携研究センター教授

阪神・淡路大震災から21年後に起きた熊本地震は、活断層による地震の脅威を再認識させるとともに、直下型地震対策の課題を明らかにした。震度7の強い揺れによって「震災の帯」が再現し、そこでは現行の耐震基準も十分ではなかった。「強い揺れはどこでも起きる」という防災啓発がミスリードであったかもしれない。「震災の帯」の成因は様々に議論されるが、今なお知識の限界がある。近年発生した地震を例に、活断層研究の立場から「震災の帯」について再検討した。

PDF形式:講演内容と質疑の概要

② 2015年ネパール・ゴルカ地震による歴史的市街地の被害と復興、ならびに2016年熊本地震における木造建築被害の概要

向井洋一 神戸大学大学院工学研究科建築学専攻准教授

2015年ネパール・ゴルカ地震により甚大な被害を受けた旧都バクタプルにおいて実施した歴史的煉瓦造建築物の被害状況と、震災後1年後の復興状況についての調査結果の概要を報告するとともに、2016年熊本地震において実施した建物被害調査に基づき、木造建築物に見られる被害の特徴の概要について報告していただいた。

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