第197回

■日時:2015年 5月9日(土)14時~17時 (入場無料・申込不要)

■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室

神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740

■主催:神戸大学都市安全研究センター

■共催:神戸市消防局

■後援:兵庫県

■司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦

■プログラム

① 神戸の減災を考えるー『神戸の減災研究会』の活動から

澁谷 啓 神戸大学大学院教授(神戸の減災研究会会長)

神戸の減災研究会は,平成11年に設立された「神戸の地盤研究会」をルーツとし、平成22年に発足しました.「笑顔の絶えない神戸の街づくり」 を合い言葉に、常日頃から減災に向けて取り組んでいる産官学の技術者・研究者が一致協力して,「神戸の市民や行政のニーズの高い調査研究を行い、 その成果を行政施策に反映し,広く市民に還元すること」を基本理念として活動しています.本講演では,近年における神戸の自然災害の歴史を振り返 りながら,現状における地震や豪雨災害のリスク,災害に強い神戸の街づくりに関する最新の研究成果をご紹介します.

② 宅地を地盤災害から守る地盤品質判定士の紹介

谷和夫 国立研究開発法人防災科学技術研究所研究員

神戸大学都市安全研究センター客員教授

東日本大震災では,埋立て地の液状化や丘陵地の盛土や擁壁の崩壊等によって数多くの宅地が被災しました.この教訓を活かし,宅地における地盤災害の防止や軽減を推進するため,2013年2月4日に設立された地盤品質判定士協議会は,土木工学・建築工学分野や不動産・住宅関連産業に従事する地盤技術者を対象に,地盤品質判定士の資格制度を創設しました.講演では,資格制度の概要,今年度の検定試験の概要,地盤品質判定士に対する社会の期待について紹介いたします.