第173回
■日時:2013年6月15日(土)14:00~17:00
■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740
■司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦
■参加者数:46名
■内容:
① 被災地の復興過程におけるエンパワメント支援の方法と課題
松岡広路 神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授
同都市安全研究センター減災人間学研究分野教授(兼任)
東日本大震災の津波被害集落の新しいまちづくり(持続可能な社会づくり:ESD)における外部支援者の役割を、フィールドワークを踏まえて考究する。被災住民の主体性・自立性・創造性を醸成する支援、住民・地元行政・外部支援者との親和的関係づくり、ボランティア活動のグラデーション(役割の変化)をふまえたコーディネート、などをめぐる実際の取り組みを省察的に検討し、ESDに求められる<実践共同体>の創成過程分析を試みる。
② 東日本大震災被災地におけるまちづくり支援
野崎隆一 特定非営利活動法人神戸まちづくり研究所理事
一級建築士事務所(株)遊空間工房代表取締役
2011年5月以来行ってきたことについて報告する。防災集団移転事業、漁業集落防災機能強化事業、復興区画整理事業などにおける合意形成 支援。宮城県連携復興センターまちづくりワーキンググループでの活動。神戸にて毎月開催している311支援集会。被災地の活動家を招いての勉強会など。
東日本支援の現状と課題。阪神淡路の復興経験が活かされるのかについても触れたい。