第167回
日時:12月15日(土)14:00~17:00
場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
神戸市中央区江戸町97-1 Tel. 078-322-5740(消防)
参加者数:50人
内容:
① 内閣府による南海トラフの巨大地震モデルについて
廣瀬 仁 神戸大学大学院理学研究科准教授
神戸大学都市安全研究センター准教授兼務
② 大槌町での被災地間連携による復興まちづくり-大槌×神戸-
鵜飼 智子・郷原詩乃 神戸大学大学院工学研究科修士課程(近藤研究室)
③ 神戸学院大学による東日本大震災の支援ボランティア
北出理奈・森田将伍 神戸学院大学ボランティア活動支援室学生スタッフ
① 内閣府による南海トラフの巨大地震モデルについて
廣瀬 仁 神戸大学大学院理学研究科准教授
神戸大学都市安全研究センター准教授兼務
南海トラフ沿いで起こりうる巨大地震の震源モデルとそれに基づく地震動・津波・被害の新たな想定が、先般、内閣府より公表された。その震源モデルは、現時点の科学的知見に基づき検討された、発生しうる最大クラスの地震ということである。本講演では、公開されている会議資料等をもとに、震源モデルとその想定の根拠とされている知見について、関連する研究内容とともに紹介した。
② 大槌町での被災地間連携による復興まちづくり-大槌×神戸-
鵜飼 智子・郷原詩乃 神戸大学大学院工学研究科修士課程(近藤研究室)
神戸大学近藤研究室では、阪神・淡路大震災の復興に携わったまちづくりプランナー、まちづくり協議会メンバー、そして行政職員OBらと共にチームを結成し、今年4月から岩手県大槌町での復興まちづくりにかかわっている。大槌町のまちづくり団体、外部支援組織(カリタスジャパン大槌ベース)、大槌高校などの主体と連携して、かつての被災地神戸は大槌町の復興まちづくりにどのように寄与できるのか。また、神戸の大学生だからこそできることは何か等、8か月間の活動を通しての、今後の展望と課題について報告した。
③ 神戸学院大学による東日本大震災の支援ボランティア
北出理奈・森田将伍 神戸学院大学ボランティア活動支援室学生スタッフ
神戸学院大学では2011年3月11日の発災以降、全学的に宮城県を中心とした支援活動を展開してきた。学生活動の中心となるボランティアバスについては、2012年10月末現在で38回、609人の学生が現地に赴いている。本発表では、これまでの学生による活動実績が紹介され、活動の課題、学生の成長、そして今後の展望について報告があった。