281回 神戸大学 RCUSSオープンゼミナール開催記録

日 時:2022年9月10日(土)14時~17時

司 会:北後 明彦  神戸大学名誉教授・都市安全研究センター特別研究員

主 催:神戸大学都市安全研究センター

共 催:神戸市危機管理室、神戸市消防局 神戸大学未来世紀都市学研究アライアンス、神戸大学減災デザインセンター

会 場:オンライン開催 (zoomウェビナー形式、ライブ動画視聴)


① 縮小していく社会に対応した火災対策

       鈴木 恵子 総務省消防庁消防研究センター主幹研究官

島嶼部や山間地域、漁村地域など高齢化や人口減少が日本全体の人口構造の変化に先行する地域で度々延焼火災が発生しており、島嶼部に限ると、出火率は全国平均の2倍に上ることが判っている。今後、人口構造が変化し、消防力の増強も難しい中で、火災にどのように対応していくことが可能か、火災事例やこれまでの研究を紹介しながら参加者とともに考えたい。


② 復興を通じた居住空間及びコミュニティの変化とその持続可能性

     米野 史健 国立研究開発法人建築研究所住宅・都市研究グループ上席研究員

東日本大震災では、応急期にはみなし仮設住宅の利用で都市部の賃貸住宅へと被災者が移動し、復興期には高台への集団移転などで元の居住地からの移動が生じた。居住空間がこのように変わることで地域のコミュニティも変化した。このような復興を通じた変化を確認した上で、今後のあり方を考えたい。   

📺ライブ動画アーカイブ:https://youtu.be/F74BGMm3f6c