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第88回MURオープンゼミナール
日 時 | 2005年11月26日(土)13:30~15:30 | 内 容 | 「建物構造と火災現象」(木造建築物編)について 松田雄治、志井秀樹(神戸市消防局) | 場 所 | 神戸大学工学部 1F 創造工学スタジオ | 参加者 | 26名 | 記 録 | 林 順平 |
「建物構造と火災現象」(木造建築物編)について
■伊川谷火災―写真による火災現場の状況説明(北後先生)
■伊川谷火災事故の調査報告書(松田雄治) - 火災事故の概要
火災事故の発生状況 発見・通報状況 出火部位について など - 建物崩落の概要
建物の構造 焼きおよび破壊の状況 崩落のメカニズム 建物構造上の問題点 など
■中間報告「建物構造と火災現象(木造建物編)」(志井秀樹) - 着目点 住宅の工法
建築基準法における必要壁量などの主な構造変遷 アルミサッシュにみる年代別「色」の特徴 など - 阪神大震災後の教訓から得られた建物の危険性
全半壊事例のパターン⇒火災時に木造建物に発生し得る危険性(4つに集約)
■「木造構造物の地震時挙動と火災発生時の建物崩壊の関連についての1つの考察」 震災後、「住宅の耐震診断」を受けられ方の結果を参考に、地震時の火災発生時に鉛直部材(柱)の圧壊により層崩壊が生じる可能性を いろいろな事例から提案 - 中間報告より
1階にないし2階部分の危険性に対する放水要領の1例 火災性状ついて 高温における部材の強度低下・弾性低下 炭化速度と残存率について 柱の焼け細りによる強度低下 - 公務災害発生事例の災害種別と経過時間の傾向
■提言 「新耐震基準」確立後の建物かどうか ⇒外観(アルミサッシュの色など)で判別 ⇒「枠組み壁工法」の方が「在来軸組み工法」より火災時崩壊に至る時間が長くなる。
ポイント柱に対する消防活動上の留意点 |
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