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第46回

第46回MURオープンゼミナール

第46回は、都合で、第3週に開催します。再度の変更、申しわけありません。今回も、神戸大学の工学部の教室で開催します。
なお、11月の第1週の11月3日(土)~4日(日)にオープンセンター(都市安全研究センター公開日)があります。こちらにも是非おいでください。

日 時

2001年11月17日(土曜日) 午後1時30分~

内 容1996年中国雲南地震における都市復興調査の報告 越山健治

 調査員:室﨑、越山、劉、堀川、追谷
 調査期間:2001年10月10日~14日
 調査先:麗江

 地震の概要 18万人が家を失った
 復興計画 雲南省政府、麗江県政府によって3年の復興再建計画の決定
 農村集落の移転 断層近傍、被害甚大の場合 旧集落から1~2kmの場所へ
 ニュータウンにおける復興 地震前からの計画があり地震時に9割完成していた
 歴史的まち並み地区の復興 
   古い民家の修理方法を示した冊子配布 形態を維持して耐震化
   県の研修を受けた大工のみが修復に参加
   水利は豊富で、観光資源要素、消防水利に活用している
   修復後、世界文化遺産に登録された(地震前は申請中)
 地震予知と対応
   対応マニュアル、事前対応計画があった
   情報開示を行って、建物の質の向上をはかってきた
 復興計画の特徴
   建築物では住宅再建を最優先
   病院・学校は応急対応にも使われるので優先された
 まとめ
   予知・事前対応を含め、地震後の対応が非常に早く、またプロセスもシンプルであった
   住宅復興が進んだ背景
   ・タイプによって異なる復興プロセスがあった
   ・方法が事前に示されていた
 質疑:事前の耐震補強の実施状況と被害の関係は?
       →耐震補強していた建物での被害は少なかった。
     仮設住宅の状況は?
       →温暖な気候条件で必要性はやや少ない
         テント避難を予知段階からすることもある
     耐震補強の方向性?
       →伝統的な要素を残している点が注目される


台湾地震2年後の状況について 室﨑益輝 

 2001年9月17日~9月21日の台湾調査報告
 住宅再建と復興まちづくりを中心として

 これまでの特徴
  1年目は家賃補助(住宅手当)の重視(生活再建的な性格)
  仮設住宅への入居
  分譲住宅の購入(わずか)
  市民の力の発揮 (←→ 日本:8万戸の公的住宅の建設)
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  文化財の保護の重視
 復興の状況
  最近 小学校の再建の重視
  被災地住民を優先雇用した公共復旧工事
  住宅再建が困難な世帯 3万世帯(住宅を失った5万世帯のうち2万世帯は再建済み)
  都市再開発 96件申請 58件の計画がまとまっている
  原住民集落の復旧、移転
  新コミュニティの形成(集合住宅だったもの)
  いろいろな面白いまちづくりの取り組みが始まっている

場 所神戸大学工学部  教室: LR104

連絡先:神戸大学室崎・北後研究室 TEL 078-803-6009 または 078-803-6476
MURオープンゼミナールは、広く社会に研究室の活動を公開することを企図して、毎月1回、原則として第1土曜日に開催しているものです。研究室のメンバーが出席するとともに、卒業生、自治体の都市・建築・消防関係の職員、コンサルタントのスタッフ、都市や建築の安全に関心のある市民等が参加されています。興味と時間のある方は遠慮なくご参加下さい。

<今後の予定>
第47回は、12月1日(土)に実施予定です。
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