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第147回

日時 :2011年2月26日(土)14:00~17:00
場所 :神戸大学 工学研究科 C1-301
参加者:23名
内容:
①水害後の訴訟回避に向けた地域リーダーの対応と役割  -行政と住民をつなぐコミュニケーション・ルールの検討- | 柄谷友香(名城大学都市情報学部准教授)
②インドネシア・メラピ火山災害調査報告 | 大石哲(神戸大学都市安全研究センター教授)
③インドネシアのメラピ山噴火-ジョグジャカルタの復興まちづくり-緊急報告 | 塩崎賢明(神戸大学大学院工学研究科建築学専攻教授)



①水害後の訴訟回避に向けた地域リーダーの対応と役割  -行政と住民をつなぐコミュニケーション・ルールの検討-
柄谷友香(名城大学都市情報学部准教授)
水害後,被災者と河川管理者の間で訴訟や対立が起こりやすい.しかし,生活再建を進めながらの訴訟は被災者の負担となり,生活再 建プロセスを左右しうる.本研究では,過去の水害訴訟の判決動向を整理し,住民にとっての水害訴訟の難しさについての考察が示された.また,2006年7月鹿児島県北部豪雨災害を対象とし,一部 の被災者が河川管理者の瑕疵と責任を追及する中,住民と行政の間を調整する地域リーダーの対応が円滑な地域再建 をもたらし,その後の協働川まちづくりに 導いたプロセスが示された.さらに,訴訟回避も含めた地域再建に向けた地域リーダーの役割と,行政・ 住民間の調整役としてのコミュニケーション・ ルールについて示された.

②インドネシア・メラピ火山災害調査報告
大石哲(神戸大学都市安全研究センター教授)
インドネシア・ジャワ島中部に位置するメラピ火山(標高2965m)は世界でも有数の活動的な火山であり,記録に残る最も古い噴火は1006 年,16世紀以降は数年から数十年おきに溶岩ドームの成長と崩落が繰り返されてきた(井口,1995).その火山が2010年10月26日に噴火 を再開し,304名の死者(Jakarta Postによる)をだした.亡くなった方の中にはメラピ火山の守人として周囲の尊敬を集めていた長老マリジャン氏もいたことが,周囲の住民の不安を増幅さ せることにもなった.噴火が起こったのは,大石が火山災害後の土砂災害軽減プロジェクトの打合せのために,メラピ火山の近隣にあるジョグジャカルタのガジャマダ大学を来訪中でもあった.そのため,急遽,災害現場を簡単に調査するとともに,関連資料を収集した.本報告ではメラピ火山の噴火形 態,火砕流の流下メカニズム,当時の周囲の状況などについて報告した.

③インドネシアのメラピ山噴火-ジョグジャカルタの復興まちづくり-緊急報告
塩崎賢明(神戸大学大学院工学研究科建築学専攻教授)
塩崎先生は、これまで地元のガジャマダ大学と連携して震災復興のための現地調査をかさねてきました。そこへ昨年10月26日メラピ山の噴火が起 こりました。塩崎先生は、神戸の震災復興研究の第一人者であり、災害と復興のあり方を通じて、人間の生活にとってなにが重要か、行政がなにをすれ ばよいのかを追求しています。このゼミナールでは、現地の近況を含めて、ジョグジャカルタ周辺のまちづくりの話しをしていただきました。
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