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第138回

日 時2010年4月17日(土)14:00~17:30
内 容① 高齢者等災害時要援護者の避難から住宅再建にわたる住環境支援に関する考察
  ~新潟県中越地震の再建事例調査と福祉避難所に関する研究を中心に~

 石川永子(人と防災未来センター主任研究員)

 現在全国的にすすめられている災害時要援護者の避難プラン、今後の災害時の要 援護者の避難生活環境、避難所指定などについて、能登半島地震や中越沖地震福祉避難所の事例をふまえ、高齢者・障がい者の平常時からの必要なすまいかたの配慮も視野に入れた考え方の紹介がありました。また、避難から住宅再建にフェーズが移ることを念頭に、新潟県中越地震後の地方都市・中山間地域における地域分散型、市街地集約型の住宅再建支援を例に、被災者の生活再建と地域全体の計画の両方から、住環境支援のあり方に関する研究を紹介していただきました。


② 価値創成モデルで分析した防災教育におけるステークホルダーの協働の流れ
~インドネシアの防災教育コンソーシアムのケース~

  杉本めぐみ(東京大学地震研究所特任研究員)

 2004年のインド洋津波後に、演者も含め様々なステークホルダーが参加して形成されたインドネシアの防災教育コンソーシアムの形成要因を、元神戸大学上田完次教授による価値創成モデルを用いて長期的かつマクロな視点での分析が紹介されました。これにより広範囲で持続的でより良い内容の支援を行うこと、さらに、その防災教育活動の支援を通して、長期的に緊急救援援助に役立つプラットフォームの形成の発展可能性について言及がありました。


③ 2009年のフィリピンにおける台風災害調査報告

   大石哲(神戸大学都市安全研究センター教授)

 2009年8月から10月にかけて3つの台風がフィリピンを襲って、ルソン島を中心に多くの人命が奪われました。土木学会では、水工学委員会から調査団の派遣を決め、神戸大学都市安全研究センター大石教授が団長に指名され,11月までは国内において種々の情報収集を行い、11月29日~12月4日に現地調査を実施 いたしました。当ゼミナールでは、現地調査をもとにした災害の水文・気象学的側面、被災者の当日の様子と事後のインタビューなどについて報告しました。
場 所神戸大学工学部 (C1-301)
備 考参加者:46名
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