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第134回

日 時2009年12月19日(土)14:00~17:00
内 容佐用町における水害調査報告会

① 平成21年台風9号による地盤災害調査

   澁谷 啓(神戸大学大学院工学研究科市民工学専攻 教授)

 平成16年の台風による1196箇所の風倒木被害箇所が素因となり、今回の台風が誘因となって今回の災害が大きくなってしまったとの指摘があり、これを局所的な対策工で復旧するとその周りに被害が再度起きることになるので、排水を考慮した復旧をより広い範囲で行う、また、その他の場所も流域管理を行うといったパラダイムシフト的なことまで考える必要があるとの提言があった。
 また、これまでに想定していた雨量を遙かに超える事態に対しては、越流した場合についての対策を考えざるを得なく、越流しても破堤しにくくして水流をコントロールする、あるいは、避難などのソフト対策を含めて考えていく必要があるとの指摘があった。

② 兵庫県佐用町河川災害について
   藤田一郎(神戸大学大学院工学研究科市民工学専攻 教授)

 現場の映像を記録することが、水流の動態把握などの研究を進める上で重要であるばかりでなく、一般の人々の洪水への認識、対処方法のイメージ作りに役立つとの指摘があった。
 今回の調査のまとめとして、①避難対応が生死を分けたこと(避難所の避難するのが必ずしもベストではない、行政からの情報には限界がある、等)、②防災マップの見直しが必要なこと(災害は多様なことをふまえる必要があり、災害に見合った避難方法の検討が必要)、一般住民の意識としては、インフラ整備を望む声が依然として高いことを指摘した。消防職員を取り巻く火災環境について
   若月 薫(総務省消防庁消防研究センター火災災害調査官)

 消防職員がどのような火災環境で活動に取り組んでいるのか、火災の進展、燃焼ガスの毒性、及び、職員が着用している防火服についてについて、お話ししていただきました。
場 所神戸大学工学部 (C1-301)
備 考参加者:27名
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