第225回RCUSSオープンゼミナール

■日時:2017年9月16日(土)14時~17時
■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
■司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後 明彦
■共催:神戸市危機管理室、神戸市消防局、神戸大学地域連携推進室 ■後援:兵庫県
■プログラム

① 災害救助法徹底活用は地方自治体における時系列(タイムライン)災害対応の要
   田中健一 神戸大学大学院工学研究科建築学専攻博士課程大学院生
 近年の災害では地方自治体の災害対応が遅れたり、エリアメール等避難情報の出し忘れなど、災害発生時の地方自治体は混乱を生じ、冷静沈着な対応が出来なかったことで大きな被害が出ている。既に我が国には、タイムラインの考え方を取り入れた災害救助法という法律があり、その運用が示されている。地方自治体の災害発生時から復旧・復興時に至る全過程を網羅しており、災害救助法の徹底活用こそが被災者救済のためのタイムラインそのものだと考えているとの説明があった。その一例として九州北部豪雨時における朝倉市災害対策本部での様子が時系列で事例として示された。

PDF形式:講演内容と質疑の概要①

② 災害対応のトレーニングセンターの建設・運営を考える
   沼田 宗純 東京大学生産技術研究所都市基盤安全工学国際研究センター 講師
 日本は毎年多くの災害に苦しんでいるが、「災害対応トレーニングセンター」が無いために、効率的な災害対応の実現が難しい。結果として、2016年熊本地震を例示するまでもなく、災害発生後の混乱状況の中で、多くの行政職員は何をやったらよいのかが分からない状況に陥ってしまう。一般的にこの状況は被災市町村で最も顕著であるが、都道府県や国家中央政府であっても、改善の余地は大きい。巨大地震をはじめとして、大きな災害が頻発する危険性の高い我が国において、今の状況では、効率的な災害対応は望めない。そこで災害対応のトレーニングセンターを設置することで実践的な研修を行い人材育成する仕組みを考えたい。
<参考資料>
http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/shourei/ResearchCommitte/RC_gazou/rc2017/29RC-95.pdf

PDF形式:講演内容と質疑の概要②

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次回のご案内

<第242回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
日 時:2018年2月23日(土)14時~17時

場 所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
     開場13時30分~ 先着順受付(無料、定員90名)
      神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740  
司 会:神戸大学都市安全研究センター 教授 北後 明彦
共 催:神戸市危機管理室、神戸市消防局
後 援:兵庫県
内 容:
① 液状化被害を知る・防ぐ
  -被害を受けやすい土地の見分け方と被害への備え-
 若松 加寿江 関東学院大学 防災・減災・復興学研究所研究員(元 理工学部教授)

 地盤の液状化による被害は、毎年のように日本のどこかで起きています。昨年9月の北海道の地震では、札幌市などのベットタウンで液状化が起こり、多数の住宅が被害を受けました。1995年の阪神・淡路大震災では神戸から大阪にかけての地域で液状化が広範囲に発生し、神戸港が壊滅的な被害を受けました。液状化は、急傾斜地で起きる土砂災害など異なり、脅威の対象が普段見えません。それだけに被災者にとっては「晴天の霹靂」の災害です。
 講演では、地盤が液状化するとどんな被害を受けるか、どんな土地が被害を受けやすいか、を解説すると共に、液状化被害を防ぐための対策や日頃の備えについてお話しします。

② 液状化研究の成果と課題 
 田中 泰雄 神戸大学名誉教授 都市安全研究センター特別研究員、UTAR大学アジャンクト教授

 地盤の液状化現象についての工学的研究は、1964年の新潟地震以降に開始され、その発生メカニズムや、液状化被害解明のための地盤調査&試験方法についての研究が50年以上蓄積されてきました。一方で、1995年の阪神・淡路大震災や2011年のニュージーランドのクライストチャーチ地震や、東日本大震災、更には昨年のインドネシア東部等で、甚大な液状化被害が発生しています。学術研究の進展と現社会での液状化被害及び生じる災害とのギャップについて短くレビューし、その差をを狭めるにはどうすれば良いかを議論したいと思います。


今後の予定のご案内

<第243回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
日 時:2019年3月16日(土)14時~17時
場 所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
     開場13時30分~ 先着順受付(無料、定員60名)
      神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740  
司 会:神戸大学都市安全研究センター 教授 北後 明彦
共 催:神戸市危機管理室、神戸市消防局
後 援:兵庫県
内 容:
① 街ができた!住民も復興の担い手だ
 鈴木清美 南三陸町障がい者自立支援協議会会長/南三陸町おもちゃの図書館いそひよ代表


② 復興と防災をつなぐ母子支援 -宮城県石巻市の経験を活かす大阪市での試み-
 田間泰子 大阪府立大学人間社会システム科学研究科教授


② Re:START(リ・スタート)社会ニュージーランド/カンタベリー地震後の生活再建と住宅
 山地久美子 神戸大学地域連携推進室学術研究員

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※上記以降は下記の日程・場所でオープンゼミナールを開催する予定です。

2019年4月20日(土)14時~17時 神戸市役所4号館(危機管理センター)
2019年5月18日(土)14時~17時 神戸市役所4号館(危機管理センター)
2019年6月15日(土)14時~17時 神戸市役所4号館(危機管理センター)
2019年7月20日(土)14時~17時 神戸市役所4号館(危機管理センター)
2019年8月10日(土)14時~17時 神戸市役所4号館(危機管理センター)
2019年9月14日(土)14時~17時 神戸市役所4号館(危機管理センター)
2019年10月12日(土)14時~17時 神戸市役所4号館(危機管理センター)
2019年11月16日(土)14時~17時 神戸市役所4号館(危機管理センター)
2019年12月21日(土)14時~17時 神戸市役所4号館(危機管理センター)
2020年 1月25日(土)14時~17時 神戸市役所4号館(危機管理センター)
2020年 2月22日(土)14時~17時 神戸市役所4号館(危機管理センター)
2020年 3月14日(土)14時~17時 神戸市役所4号館(危機管理センター)

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