【関連イベント】 震災復興学シンポジウム ―災害対応力を備えた社会のあり方検証―

チラシ(PDF形式)

報告書(PDF形式)
■日時:2016年3月8日(火)14時~17時
場所:神戸市勤労会館403・404講習室(JR三ノ宮駅南東側徒歩5分)
主催:神戸大学震災復興支援プラットフォーム 神戸大学都市安全研究センター
         神戸大学社会科学系教育研究府防災リスクマネジメント・ユニット
共催:神戸大学地域連携推進室(COC+事業) 神戸大学男女共同参画推進室
後援:神戸大学震災復興支援・災害科学研究推進室

開催趣旨
 阪神・淡路大震災から20余年、神戸の経験を東日本大震災の教訓と重ね合わせ、差異を読み解こうとする様々な試みが開始しています。神戸大学においても、有志の学際的連携組織である「震災復興支援プラットフォーム」を拠点に、 震災復興という一つの現象に多方面から接近し、習合する試みを続けて来ました。このほど成果として、学生・一般向けの図書『震災復興学-阪神・淡路20年の歩みと東日本の教訓』を世に問いました。
 この出版を受けて、本シンポジウムの第一部では、同書の執筆者がつどい、学際的見地から復興支援・学術調査の知見を報告します。第二部では、同書の問いかけに呼応するかたちで、被災地域の内側にあってつねに被災者の目線から震災復興の諸側面を追う神戸・東北の地元新聞記者を招聘し、2つの震災が残した復興の課題、災害対応力を備えた社会構築のあり方を探る機会とします。市民の皆さまのご参加を歓迎します。

プログラム
開会あいさつ 神戸大学都市安全研究センター長 北後明彦

第1部 学際的研究からの復興支援・学術調査
  阪神・淡路大震災とその後の災害医療
神戸大学医学部付属病院・都市安全研究センター教授 西山隆
  大災害から地域歴史文化を守り伝えるために 
神戸大学大学院人文学研究科教授・地域連携推進室長 奥村弘
  災害復興基本法への提言―2つの大震災の教訓から 
神戸大学大学院国際協力研究科教授・防災リスクマネジメント・ユニット長 金子由芳

第2部 地方新聞の報道から見た災害対応力を備えた社会のあり方
  犠牲者の遺言・二度と津波で人が死なないように
   岩手日報社北上支局長 礒崎真澄
 「犠牲繰り返さぬ誓い」をともに
   河北新報社論説委員会副委員長 武田真一
  伝え続ける 被災地から
   神戸新聞社報道部次長 長沼隆之

討  論 司会 神戸大学大学院人文学研究科教授・地域連携推進室長 奥村弘

閉会あいさつ  立命館大学政策科学部教授 塩崎賢明

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次回のご案内

<第229回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
■日時:2017年1月20日(土)14時~17時

■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
■司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後 明彦
■共催:神戸市危機管理室、神戸市消防局、神戸大学地域連携推進室、自然災害研究協議会近畿地区部会 ■後援:兵庫県
■プログラム

① 南海トラフ地震への備えについて(仮題)
  平原 和朗 京都大学大学院理学研究科教授
内閣府中央防災会議の「南海トラフ沿いの地震観測・評価に基づく防災対応検討WG」では、「南海トラフ沿いの大規模地震の予測可能性に関する調査部会」の答申を受け、現時点においては、大規模地震対策特別措置法(大震法)が前提としている確度の高い地震の予測ができないため、大震法に基づく現行の地震防災応急対策を改める必要があると結論した。またその一方で、現在の科学的知見を防災対応に活かしていくことは重要としている。これを受け、気象庁は当面の運用として、2017年11月1日より、従来の東海地域を対象とした「地震防災対策強化地域判定会(判定会)」と一体となって、南海トラフ全域を対象として地震発生の可能性を評価する「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」を開催し、「南海トラフ地震に関連する情報」を発表するとしている。大震法設立からこういった南海トラフ地震に対する考え方・防災対策の変更に至った経緯や議論についてお話します。
② 災害ケースマネジメント―被災者生活再建の困難を克服する試み―
  菅野 拓 阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター 主任研究員
少子高齢化した地域社会を襲った東日本大震災。その被災地では、被災者の生活再建を促す取組、特に住宅への支援ではなく、相談支援を中心としたソフトな施策が、現在進行形で試みられています。現在進行形での試みとなってしまう理由は、日本の災害法制に今の社会状況を踏まえた福祉的なケアや就労支援といった、ソフトな施策が適切に組み入れられていないことに起因しています。このような日本の災害法制が抱える構造を読み解き、東日本大震災や熊本地震の最新の知見を踏まえ、被災者生活再建支援において求められる仕組み=「災害ケースマネジメント」について考えます。


今後の予定のご案内

<第230回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
■日時:2018年2月10日(土)14時~17時
場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後 明彦
共催:神戸市危機管理室、神戸市消防局、神戸大学地域連携推進室  後援:兵庫県
■プログラム
① 避難所からのコミニュテイ形成~「仮設住宅へとつなぐ」~
  吉村 静代 益城だいすきプロジェクト・きままに代表 /益城町仮設団地自治会連合会代表
熊本地震により被災者が集まった避難所において、被災者どうしの強いつながりができた、この避難所を大きなひとつの家族にした。わたしたちは、こうして培ったコミュニティを仮設住宅へと移行し、広げ、さらに公営災害住宅へとつなぐために活動中である。  熊本地震により益城大震災とも呼ぶべき大きな被害を受けた益城町。多くの住民が住む家を失い、避難所生活を余技なくされた。その避難所において、避難当初より自主運営をめざし動き始め、2カ月後から完全自主運営へとシフトし、都合4ヶ月の避難所生活を無事終えることが出来た。避難後、2日目に避難通路と非常口をラインテープで設置。そのことにより体育館のスペースが区画整理された。1ヵ月後に段ボールベット設営と同時に共有のスペース(コミュニティカフェきままに・キッズサロン)の2カ所を設置。そのことにより、段ボールベットの個室から外へ、被災状況や家族の事等を口にすることにより、痛みの共有が出来、みんな元気になっていった。  避難所の運営は、役割分担は一切行わずに、「できる人が、できることを、できたしこ(できた分)」をモットーに普通の「いつもの生活」を心掛けた。役割分担することなく得意分野で担ってもらうことで昼間仕事に行く人や子育て人に負担なく過ごすことができた。特別なことでなく、「いつもの生活」…「被災前の生活のリズム」に戻ることが、精神的にも落ち着くことができた。明るく楽しい避難所生活4ヶ月そのコミュニティを仮設住宅へつなぎ、今度は終の棲家になるであろう公営災害住宅へとつなぐことにより、孤立化予防につながる。

② 被災者自身の復興・減災活動とゆるやかな被災地語り部ネットワーク―阪神・淡路大震災から熊本地震まで―
  山地 久美子 神戸大学地域連携推進室学術研究員
 「語り部」とは、ある物事を後の代に伝える人々で、日本では全国の被災地に震災遺構、防災施設、自治体に所属したり、個人、仲間と独自の取組みをする「災害語り部」がいる。東日本大震災以降は、観光協会等の組織内での活動も増えていてその活動は多様化している。本報告では、国際的にみて独特な文化として捉えられる日本の被災地語り部について主に阪神・淡路大震災から熊本地震までの被災地での活動や組織、人材育成の面から現状と課題を検討する。
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※上記以降は下記の日程・場所でオープンゼミナールを開催する予定です。
● 2018年 3月17日(土)14時~17時 神戸市役所4号館(危機管理センター)
● 2018年 4月21日(土)14時~17時 場所未定

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