第207回RCUSSオープンゼミナール

■日時:2016年3月26日(土)14時~17時
■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740
■司会:神戸大学名誉教授 室崎益輝
■共催:神戸市消防局
■後援:兵庫県
■プログラム

①お産と子育てにつよい復興まちづくり ~とどけ!妊婦・子育てママの想い~
 荒木裕美 NPO法人ベビースマイル石巻代表理事
 震災時、妊婦・子育て家庭は地域ネットワークからの孤立を体感。「命の大切 さ」を伝え、安心して子どもを産み増やし、守り育てるネットワークづくりを当 事 者目線でリードする実践例が提示された。
② 災害時における妊産婦支援ネットワーク構築の取組み
 田間泰子 大阪府立大学地域保健学域教育福祉学類教授
 復興および防災・減災における妊産婦の位置づけについて、その原理的な困難性 を指摘したうえで、支援ネットワーク構築の具体的取組みについて、事例が紹介された。
③ 防災体制にみる妊産婦支援の再検討
 山地久美子 大阪府立大学客員研究員
 阪神・淡路大震災、東日本大震災の経験を経て、災害対策基本法、防災基本計 画、避難行動要支援者、男女共同参画基本計画等防災制度面において妊産婦支援 は どのように変わり、また課題かあるか検討した。

【関連イベント】 震災復興学シンポジウム ―災害対応力を備えた社会のあり方検証―

チラシ(PDF形式)

報告書(PDF形式)
■日時:2016年3月8日(火)14時~17時
場所:神戸市勤労会館403・404講習室(JR三ノ宮駅南東側徒歩5分)
主催:神戸大学震災復興支援プラットフォーム 神戸大学都市安全研究センター
         神戸大学社会科学系教育研究府防災リスクマネジメント・ユニット
共催:神戸大学地域連携推進室(COC+事業) 神戸大学男女共同参画推進室
後援:神戸大学震災復興支援・災害科学研究推進室

開催趣旨
 阪神・淡路大震災から20余年、神戸の経験を東日本大震災の教訓と重ね合わせ、差異を読み解こうとする様々な試みが開始しています。神戸大学においても、有志の学際的連携組織である「震災復興支援プラットフォーム」を拠点に、 震災復興という一つの現象に多方面から接近し、習合する試みを続けて来ました。このほど成果として、学生・一般向けの図書『震災復興学-阪神・淡路20年の歩みと東日本の教訓』を世に問いました。
 この出版を受けて、本シンポジウムの第一部では、同書の執筆者がつどい、学際的見地から復興支援・学術調査の知見を報告します。第二部では、同書の問いかけに呼応するかたちで、被災地域の内側にあってつねに被災者の目線から震災復興の諸側面を追う神戸・東北の地元新聞記者を招聘し、2つの震災が残した復興の課題、災害対応力を備えた社会構築のあり方を探る機会とします。市民の皆さまのご参加を歓迎します。

プログラム
開会あいさつ 神戸大学都市安全研究センター長 北後明彦

第1部 学際的研究からの復興支援・学術調査
  阪神・淡路大震災とその後の災害医療
神戸大学医学部付属病院・都市安全研究センター教授 西山隆
  大災害から地域歴史文化を守り伝えるために 
神戸大学大学院人文学研究科教授・地域連携推進室長 奥村弘
  災害復興基本法への提言―2つの大震災の教訓から 
神戸大学大学院国際協力研究科教授・防災リスクマネジメント・ユニット長 金子由芳

第2部 地方新聞の報道から見た災害対応力を備えた社会のあり方
  犠牲者の遺言・二度と津波で人が死なないように
   岩手日報社北上支局長 礒崎真澄
 「犠牲繰り返さぬ誓い」をともに
   河北新報社論説委員会副委員長 武田真一
  伝え続ける 被災地から
   神戸新聞社報道部次長 長沼隆之

討  論 司会 神戸大学大学院人文学研究科教授・地域連携推進室長 奥村弘

閉会あいさつ  立命館大学政策科学部教授 塩崎賢明

次回のご案内

<第241回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
日 時:2018年1月26日(土)14時~17時
場 所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
     開場13時30分~ 先着順受付(無料、定員90名)
      神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740  
MAP:http://open.kobe-u.rcuss-usm.jp/p/access.html
司 会:神戸大学都市安全研究センター 教授 北後 明彦
共 催:神戸市危機管理室、神戸市消防局
後 援:兵庫県
内 容:
① ネパールにおける2015年ゴルカ地震の発生メカニズム、被害状況、及び、地震後対応の諸側面
(Origin, Consequences, and Management Aspects of Gorkha Nepal Earthquake 2015)
 T. N. マッタライ  トリブワン大学地質学部教授、神戸大学都市安全研究センター客員教授
( Professor T. N. Bhattarai, Department of Geology, TribhuvanUniversity,Kathmandu,Nepal)

 2015年4月25日(土)午前11時56分に、破壊的な地震(Mw 7.8、深度8.2 km)がネパール西部を襲った。この地震で約9,000人の死者と約2,2300人の怪我人が出た。498,852戸の住宅が全壊、256,697戸が半壊となった。また、カトマンズ盆地とその周辺の745以上の歴史的な建築物や寺院が倒壊した。さらに、数千か所に渡って土砂災害が発生し、道路、居住地、住宅、学校、病院、及び、耕作地に重大な損傷を与えた。
 講演者のマッタライ教授は、現在、ネパールの地震後に設立された復興事業に責任を負う復興庁(NRA)の運営委員会メンバーである。この講演では、地震直後の被害状況の説明とその直後の対応から得られた教訓、及び、NRAが設立された後の復興事業の完了及び進行状況を示す。最後に、社会的及び技術的な問題点について議論をしたい。
(On Saturday, 25 April 2015 at 11:56 local time, a destructive earthquake (Mw 7.8, hypocenter: 8.2km deep) struck western Nepal. The earthquake caused about 9000 casualties and 22,300 injuries. A total of 498,852 houses were fully collapsed and 256,697 houses were partly damaged. About 7,000 schools were collapsed. 745 monuments in and around the Kathmandu Valley were also damaged. In addition, thousands of landslides also occurred which significantly damaged highways, settlements, residential buildings, schools, hospitals, and cultivated lands.
 The presenter is currently serving as a member of Steering Committee of the National Reconstruction Authority (NRA), the sole responsible organization for all the post-earthquake reconstruction works in Nepal. The presentation gives an account of the challenges faced, and lesson learned immediately after the earthquake. It will then highlight the completed and on-going reconstruction activities undertaken by the NRA. The major social and technical issues being immersed will also discussed.)
(①は、②のDr.T.N.Lohaniが日本語に訳します。)

② 2015年ゴルカ地震から分かる災害軽減策推進上の課題:発展途上国の現実は? 
  (Implementation challenges of disaster mitigation understood from 2015 Gorkha Earthquake: How different are the realities of developing countries?)
 Dr.T.N.Lohani 技術専門職員,都市安全研究センター技術専門職員

 自然災害は予めの情報を得て起こることはないと誰もがわかる。従って、どんなタイプ・スケールの災害にも対応できるように備えるしか選択肢がない。しかし、新たな対応への試みは追加的な財源が必要だが、発展途上国には財政上の限界がある。特に、開発途上国には最低のインフラとかも整ってない状態では、災害対策の準備は難しい。ネパールの場合でも、政府はかなり以前から5箇年の開発計画や10箇年の開発計画を作成してきているにもかかわらず、必要なインフラがまだできてない。2015年の地震でも、奥地への道路環境が悪いためアクセスしにくく、また、医療施設等の不備により、山間部の村での人的被害が増えたと言える。2015年の地震は、過去の発生傾向から見て近い将来に起こると専門家によって予測されていた地震に該当するが、この地震への準備が不十分だったことが被害規模から見てわかる。住宅・内政省内には救援活動について対応する組織があったが、災害対策サイクル全体を責任をもって対応する組織はありませんでした。では、このような欠点はすべて無くすことができるか?災害後の理想的な対応手順はどのようなものでしょうか? 2015年のゴルカ地震に関連する問題を中心に説明します。
(Everybody knows that natural disasters do not occur with pre-information. So, there is no alternative of being prepared for any type of disaster. However, every new effort necessitates an additional budgetary requirement that developing countries are not always prepared with. In Nepal’s case too, there are enough reasons to say that difficulties in accessing remote sites due to poor road networks, poor health facilities had increased the human casualties figure although Nepalese government is preparing many 5-year and 10-year development plans since very long. The 2015 earthquake was an expected event by the experts on looking the past recurring interval but insufficient preparation can be understood from the large scale of earthquake damage. There was just a unit inside the Ministry of Housing and Internal Affairs (MoHA) to look on the relief works and no any responsible organization was working on disaster mitigation cycle as a whole. Can all such shortcomings be fulfilled? What could be the ideal aftermath scenario of disasters? Issues relevant with 2015 Gorkha Earthquake and Nepal will be covered.)


今後の予定のご案内

<第242回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
日 時:2019年2月23日(土)14時~17時
場 所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
     開場13時30分~ 先着順受付(無料、定員60名)
      神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740  
司 会:神戸大学都市安全研究センター 教授 北後 明彦
共 催:神戸市危機管理室、神戸市消防局
後 援:兵庫県
内 容:
① 液状化被害を知る・防ぐ
  -被害を受けやすい土地の見分け方と被害への備え-
 若松 加寿江 関東学院大学 防災・減災・復興学研究所研究員(元 理工学部教授)
 地盤の液状化による被害は、毎年のように日本のどこかで起きています。昨年9月の北海道の地震では、札幌市などのベットタウンで液状化が起こり、多数の住宅が被害を受けました。1995年の阪神・淡路大震災では神戸から大阪にかけての地域で液状化が広範囲に発生し、神戸港が壊滅的な被害を受けました。液状化は、急傾斜地で起きる土砂災害など異なり、脅威の対象が普段見えません。それだけに被災者にとっては「晴天の霹靂」の災害です。
 講演では、地盤が液状化するとどんな被害を受けるか、どんな土地が被害を受けやすいか、を解説すると共に、液状化被害を防ぐための対策や日頃の備えについてお話しします。


② 未定

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<申し訳ありませんが、1月、2月は日程変更となりました。場所は同じです。>
※上記以降は下記の日程・場所でオープンゼミナールを開催する予定です。

●2019年3月16日(土)14時~17時 神戸市役所4号館(危機管理センター)

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