【第164回】2012/10/13 ①気仙沼市における震災対応とその検証について(秋元康男 三菱UFJリサーチ&コンサルティング 研究員)


 平成23年3月11に発生した東日本大震災は、東北の沿岸地域を中心に未曾有の被害をもたらした。
 東北の各自治体では、発災直後は、情報通信の遮断やライフラインの寸断等により、困難な災害対応を余儀なくされましたが、全国からの多くの支援も得ながら、応急・復旧に取り組んだ。
 今回のセミナーでは、被災の大きかった市町村の中から、宮城県気仙沼市を取り上げ、一連の災害対応の実態から、課題や教訓を整理・報告するとともに、今後、気仙沼市あるいは同様の大規模災害が生じると想定されている地域において、災害対応力強化に向けた取り組みを検討する際の参考となる視点が示された。具体的には、①災害からの復旧段階に応じた目標設定が必要である。②地域に根差した防災体制の構築(地震や津波への対応のあり方)が必要である。



<第164回オープンゼミナール>
日時:10月13日(土)14:00~17:00
場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
神戸市中央区江戸町97-1 Tel. 078-322-5740(消防)
参加者数:36人
内容:
①気仙沼市における震災対応とその検証について
 秋元康男 三菱UFJリサーチ&コンサルティング 研究員
②感染症を捉え直す。21世紀のパラダイムシフト
 岩田健太郎 神戸大学都市安全研究センター 教授

【第164回】2012/10/13 ②感染症を捉え直す。21世紀のパラダイムシフト(岩田健太郎 神戸大学都市安全研究センター 教授)


 世界三大感染症というものがある。
 これは、結核、マラリア、エイズである。それぞれ毎年世界で100万人以上の命を奪ってきた恐ろしい感染症で、WHO(世界保健機関)ゲイツ財団などはこれら3つの感染症対策に必死に取り組んできた。そのかいあって、例えばマラリアの死者数は近年激減しており、対策の効果がでてきている。
 ところが、この三大感染症以外にも毎年100万人以上の規模で人の命を奪っている感染症が存在することが分かってきた。それは、呼吸器感染症と下痢原性感染症、簡単に言えば、肺炎と胃腸炎である。
 肺炎と胃腸炎はよくある病気で、簡単に治せるものだと思っている人は少くない。しかし、途上国を中心に、そして小さな子供を中心に、たくさんの命が肺炎と胃腸炎で奪われている。
 そこで、古典的な三大感染症、結核、マラリア、エイズと、肺炎・胃腸炎との違いが示された。それは、微生物と感染症の1対1関係である。
前者は結核菌、マラリア原虫、HIVが原因で、病気と微生物が1対1関係にあり、結核菌=結核とほとんど同義に扱っても問題にないような錯覚を覚える。
 一方、肺炎や胃腸炎の原因微生物は千差万別で、抗生物質が効くものから効かないものまでたくさんある。さらに、感染症が原因でない肺炎や胃腸炎があり、この場合は抗生物質は効かない。
 微生物と相応する感染症の1対1関係がだんだん崩れている。かつてのように、微生物学者が微生物を研究することが、直接感染症対策、感染症治療に結びつきにくい時代である。21世紀の感染症にどう対峙したらよいのかが問われている。



<第164回オープンゼミナール>
日時:10月13日(土)14:00~17:00
場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
神戸市中央区江戸町97-1 Tel. 078-322-5740(消防)
参加者数:36人
内容:
①気仙沼市における震災対応とその検証について
 秋元康男 三菱UFJリサーチ&コンサルティング 研究員
②感染症を捉え直す。21世紀のパラダイムシフト
 岩田健太郎 神戸大学都市安全研究センター 教授

【第165回】2012/10/14 オープンゼミナール公開講座版 & ひょうご防災リーダーOB公開講座

<第165回オープンゼミナール 公開講座版>
       (&ひょうご防災リーダーOB公開講座)
日時:10月14日(日)13:00~17:00
参加者数:67人
場所:神戸大学 百年記念館(神大会館) 六甲ホール

 神戸市灘区六甲台町1-1  Tel. 078-803-6260(都市安全)
・徒歩:阪急「六甲」駅から約15~20分
 ・バス:阪神「御影」駅、JR「六甲道」駅、阪急「六甲」駅から
   神戸市バス36系統「鶴甲団地行き」乗車
   「神大文理農学部前」下車 海側へ徒歩約5分

(ご注意:月1回の土曜日の定期開催とは異なる会場です)

プログラム内容:
① 東日本大震災を踏まえた災害情報、災害報道のあり方
    山崎 登 NHK解説委員 

② 東日本大震災の経験を踏まえた津波への避難対応
    北後明彦 神戸大学都市安全研究センター教授 
 
③ 東日本大震災からの復興の状況について
   ~南三陸町の現状と今後の展望について~ 
    畑 文隆 南三陸町復興事業推進課技術参事兼課長補佐


■申込方法:当セン ターのホームページ(http://www.fire-ac-hyogo.jp/bosaileader.html)からダウンロードした「講座参加申込書」により郵送、FAXまたは電子メールで受け付けます。
●定員:300名(先着順)
●申込先:〒673-0516 三 木市志染町御坂1-19
      兵庫県広域防災センター 防災教育担当 「公開講座担当」 
●電話:0794-87-2920 FAX:0794-87-2925●電子メール: koikibosai @ pref.hyogo.lg.jp

【第165回】2012/10/14 ②東日本大震災の経験を踏まえた津波への避難対応(北後明彦 神戸大学都市安全研究センター教授)


※この発表の概要・報告は追って更新いたします


<第165回オープンゼミナール 公開講座版>
       (&ひょうご防災リーダーOB公開講座)
日時:10月14日(日)13:00~17:00
参加者数:67人
場所:神戸大学 百年記念館(神大会館) 六甲ホール

 神戸市灘区六甲台町1-1  Tel. 078-803-6260(都市安全)
・徒歩:阪急「六甲」駅から約15~20分
 ・バス:阪神「御影」駅、JR「六甲道」駅、阪急「六甲」駅から
   神戸市バス36系統「鶴甲団地行き」乗車
   「神大文理農学部前」下車 海側へ徒歩約5分

(ご注意:月1回の土曜日の定期開催とは異なる会場です)

プログラム内容:
① 東日本大震災を踏まえた災害情報、災害報道のあり方
    山崎 登 NHK解説委員 

② 東日本大震災の経験を踏まえた津波への避難対応
    北後明彦 神戸大学都市安全研究センター教授 
 
③ 東日本大震災からの復興の状況について
   ~南三陸町の現状と今後の展望について~ 
    畑 文隆 南三陸町復興事業推進課技術参事兼課長補佐


■申込方法:当セン ターのホームページ(http://www.fire-ac-hyogo.jp/bosaileader.html)からダウンロードした「講座参加申込書」により郵送、FAXまたは電子メールで受け付けます。
●定員:300名(先着順)
●申込先:〒673-0516 三 木市志染町御坂1-19
      兵庫県広域防災センター 防災教育担当 「公開講座担当」 
●電話:0794-87-2920 FAX:0794-87-2925●電子メール: koikibosai @ pref.hyogo.lg.jp


【第165回】2012/10/14 ③東日本大震災からの復興の状況について~南三陸町の現状と今後の展望について~ (畑 文隆 南三陸町復興事業推進課技術参事兼課長補佐)


※この発表の概要・報告は追って更新いたします


<第165回オープンゼミナール 公開講座版>
       (&ひょうご防災リーダーOB公開講座)
日時:10月14日(日)13:00~17:00
参加者数:67人
場所:神戸大学 百年記念館(神大会館) 六甲ホール

 神戸市灘区六甲台町1-1  Tel. 078-803-6260(都市安全)
・徒歩:阪急「六甲」駅から約15~20分
 ・バス:阪神「御影」駅、JR「六甲道」駅、阪急「六甲」駅から
   神戸市バス36系統「鶴甲団地行き」乗車
   「神大文理農学部前」下車 海側へ徒歩約5分

(ご注意:月1回の土曜日の定期開催とは異なる会場です)

プログラム内容:
① 東日本大震災を踏まえた災害情報、災害報道のあり方
    山崎 登 NHK解説委員 

② 東日本大震災の経験を踏まえた津波への避難対応
    北後明彦 神戸大学都市安全研究センター教授 
 
③ 東日本大震災からの復興の状況について
   ~南三陸町の現状と今後の展望について~ 
    畑 文隆 南三陸町復興事業推進課技術参事兼課長補佐


■申込方法:当セン ターのホームページ(http://www.fire-ac-hyogo.jp/bosaileader.html)からダウンロードした「講座参加申込書」により郵送、FAXまたは電子メールで受け付けます。
●定員:300名(先着順)
●申込先:〒673-0516 三 木市志染町御坂1-19
      兵庫県広域防災センター 防災教育担当 「公開講座担当」 
●電話:0794-87-2920 FAX:0794-87-2925●電子メール: koikibosai @ pref.hyogo.lg.jp


次回のご案内

<第251回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>

※下記、いつもと違う開催場所及び開催時間となることにご留意ください。(当初、この内容については、10月に予定していましたが、台風の影響で下記の日程としました。場所の確保の理由で、元町の「こうべまちづくり会館」で開催します。)

日 時:2019年11月30日(土)13時30分~16時30分
場 所:こうべまちづくり会館2階ホール
    アクセス:http://www.kobe-machisen.jp/access/
    開場13時15分~ 先着順受付(無料、定員60名)
    神戸市中央区元町通4-2-14 TEL:078-361-4523
司 会:神戸大学都市安全研究センター 教授 北後 明彦
共 催:神戸市危機管理室、神戸市消防局
後 援:兵庫県

① 世界の災害とNGOによる海外の被災地支援
  吉椿 雅道 CODE海外災害援助市民センター事務局長
  CODE海外災害援助市民センターは、1995年の阪神・淡路大震災(以下、阪神)の際に世界から支援をいただいたお返しに、被災地KOBEの市民が立ち上げたNGOである。阪神以降、世界では立て続けに大規模災害が発生している。CODEは、ささやかではあるが、海外の被災地で住宅再建や雇用創出などの復興支援を世界33の国と地域で行ってきた。支援プロジェクトを決定、実施に至るプロセス、支援の手法などを海外の現場の事例を交えて報告する。そしてCODEが大切にしている「学び合い」、「支え合い」、「最後のひとりまで」という理念をどのように現場の支援で実践しているのかについても語る。

② 学生ボランティアによる被災地支援の実状と現場での受け止め
  冨士原 健斗 神戸大学学生震災救援隊 副代表(学生)
 伊庭  駿 神戸大学持続的災害支援プロジェクトKonti 代表(学生) 
  東末 真紀 神戸大学学生ボランティア支援室 ボランティアコーディネーター
 神戸大学学生ボランティア支援室の登録団体(全18団体)の中から、2団体の代表である冨士原及び伊庭より、それぞれが被災地でどのようなポジションで活動を行ってきているか、そしてその成果や学生が考える課題について報告する。神戸大学学生震災救援隊は、24年前の阪神淡路大震災の際発足した団体で、発足以降神戸で様々なテーマで活動を展開し、近年では東北、熊本、西日本豪雨各被災地での支援活動を行っている。また、神戸大学持続的災害支援プロジェクトKontiは、2016年度起こった熊本地震の際、東北ボランティアバスプロジェクトで活動を展開してきた学生が立ち上げた団体で、以降熊本県西原村のほか、近年の豪雨災害での活動も展開している。
 さらに、被災地で行う学生のボランティアの同行や活動コーディネートを通じて感じた、学生ボランティアが現地に与える効果と課題を、東末から報告する。マンパワーでしか期待されてこなかった若者の層をどう参画につないできているのか、参画してみての現地の反応などをこれまでの実践から伝える。

<参考ページ>地域づくりの基礎知識4
 http://www.org.kobe-u.ac.jp/kupress/images/05saigaikara.pdf
 http://kobe-yomitai.jp/book/758/
「災害から一人ひとりを守る」北後明彦・大石哲・小川まり子編、神戸大学出版会
<第6章> p.109~p.124
 東末真紀:学生のボランティア活動 課題とこれから~災害ポランティアを通じて~
<第7章> p.129~p.150
 吉椿雅道:海外での被災地支援~声なき声に耳を傾けて~

今後の予定のご案内

<第252回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
日 時:2019年12月21日(土)14時~17時
場 所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
     開場13時30分~ 先着順受付(無料、定員90名)
      神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740  
      MAP:http://open.kobe-u.rcuss-usm.jp/p/access.html
司 会:神戸大学都市安全研究センター 教授 北後 明彦
共 催:神戸市危機管理室、神戸市消防局
後 援:兵庫県
内 容:
① 地域社会における災害対応のガバナンス
  
 紅谷 昇平 兵庫県立大学減災復興政策研究科准教授
 日本では、過去の災害教訓を様々な法制度に反映させ、国や自治体等においても災害対策本部等の災害対応体制や被災地への支援体制を整えてきた。それらは一定の成果を出しているが、災害時には必要となる災害対応業務に比べて、自治体の対応資源は大幅に不足することになる。地域社会全体として、災害時に備えた特別の体制を構築する必要がある。本講演では、自治体の災害対応体制を基盤にしたうえで、地域コミュニティ(自主防災組織、消防団等)やボランティア、NPO・NGO、中間支援組織など被災地を支援する体制を重層的に展開できるように、地区防災計画、都市再生安全確保計画、DCP(地域継続計画)など多様な主体が連携した「地域社会の大きな共助」に向けた取組について考えていきたい。

② 地震発生直後の被害額推計と応急対応の意思決定
  
豊田 利久 神戸大学社会システムイノベーションセンター特命教授 神戸大学名誉教授
(概要)日本では、災害対応への体制は大きな災害を経験するたびに漸次的に改訂・改正されてきた。被災者、被災地(行政、家計、企業、その他)を支援するシステムの改善は、各対応段階において有限な資源をいかに活用するか、資源が不足する場合にいかに具面するか、ということが重要なポイントとなる。特に重要な資源はヒト、カネの問題に集約される。この報告では、大震災発生後の緊急対応、復旧・復興の初期段階における対応組織の構築や予算策定のために必要な経済的被害額の推計について考える。まず、阪神大震災以後、公的な被害額推計はどのようになされてきたかを概説する。次いで、被災自治体ごとの物的ストックがハザード要因である地震動や津波によってどのように被害を受けるかをモデル化し、1980年以後の実際のデータを用いて推計した結果を示す。日本のどこで大地震が発生しても、迅速に推計結果を算出・公表して、さまざまな主体の意思決定に役立つシステム開発を進めていることをお話しする。

<参考ページ>地域づくりの基礎知識4
http://www.org.kobe-u.ac.jp/kupress/images/05saigaikara.pdf
 http://kobe-yomitai.jp/book/758/
「災害から一人ひとりを守る」北後明彦・大石哲・小川まり子編、神戸大学出版会
<第4章> p.69~p.86
 紅谷昇平:災害対応のガバナンス
<コラム> p.236~p.238
 豊田利久:阪神・淡路大震災、東日本大震災の経済被害


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※上記以降は下記の日程・場所でオープンゼミナールを開催する予定です。
2020年 1月25日(土)14時~17時 神戸市役所4号館(危機管理センター)
2020年 2月22日(土)14時~17時 神戸市役所4号館(危機管理センター)
2020年 3月14日(土)14時~17時 神戸市役所4号館(危機管理センター)

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